新しい年を迎えるこの時期は、「そろそろ相続のことも考えないといけない」と感じられる方が多い時期でもあります。
しかし実際には、「何から始めたらいいか分からない」「まだ元気だから大丈夫」と、そのままになってしまうケースも少なくありません。
今回は、司法書士の立場から 年のはじめに確認しておきたい相続の基本ポイント をご紹介します。
■ まず確認しておきたい3つのこと
① 不動産の名義は正しくなっていますか
ご相談で非常に多いのが、
「何代も前の名義のままになっていた」
「相続登記をしていなかった」
というケースです。
相続登記はすでに義務化されており、放置すると過料の対象になる可能性もあります。
また、名義が古いままだと、売却や担保設定などの手続きが非常に複雑になります。
② 相続人は誰になるか把握できていますか
ご本人が思っている相続人と、戸籍上の相続人が一致しないことは珍しくありません。
前婚の子がいる
養子縁組をしている
兄弟姉妹まで相続が及ぶケース
など、実際に調べてみて初めて分かるケースも多くあります。
早めに把握しておくことで、後々のトラブルを防ぐことにつながります。
③ 遺言書を作った方がよい状況ではありませんか
次のような場合は、特に遺言書の作成を検討した方がよいと言えます。
子どもがいないご夫婦
再婚されている方
特定の人に多く残したい事情がある
相続人同士の関係があまり良くない
遺言書があることで、相続手続きがスムーズになり、相続人同士の負担も大きく減らすことができます。
■ 「まだ早い」は一番危険なタイミングかもしれません
相続対策というと「高齢になってから考えるもの」というイメージを持たれる方も多いですが、
実際のご相談では
「元気なうちにやっておけばよかった」
「急なことで何も準備ができていなかった」
というお声を非常によく耳にします。
判断能力が十分あるうちでなければ、遺言書の作成や契約の締結ができなくなる場合もあります。
だからこそ、「何も起きていない今」が一番動きやすい時期とも言えます。
■ 司法書士にご相談いただけること
当事務所では、次のようなご相談に対応しております。
相続登記が必要かどうかの確認
戸籍調査による相続関係の整理
遺言書作成のサポート
将来に備えた任意後見・財産管理のご相談
「まだ具体的な手続きまでは考えていない」という段階でも問題ありません。
状況を整理するだけでも、今後の見通しが立てやすくなります。
■ まとめ
新しい年は、これからの暮らしや家族のことを見直す良い機会です。
相続の準備も、その一つとして少しだけ考えてみてはいかがでしょうか。
将来の不安を減らし、ご家族に余計な負担を残さないためにも、
早めの確認と準備をおすすめいたします。
相続や遺言に関するご相談は、どうぞお気軽にお問い合わせください。