「今月のクレジットカードの支払いができそうにない」
「引落し日に口座残高が足りなかった」
「リボ払いに変更して何とか支払っているけれど、残高が減らない」
「別のカードでキャッシングをして、カードの支払いに充てている」
クレジットカードの支払いについて、このような悩みを抱えている方もいると思います。
クレジットカードは、日常の買い物や公共料金の支払いなどに便利なものです。
しかし、現金を直接支払わないため、利用額が増えていることに気付きにくい面もあります。
支払日にお金が足りず、
「今月だけ何とかすれば大丈夫」
と考えてリボ払いやキャッシングを利用し、その後も支払いが苦しい状態が続くことがあります。
クレジットカードの支払いが難しくなった場合、大切なのは問題を放置しないことです。
この記事では、佐賀でクレジットカードの支払いにお悩みの方に向けて、支払いができない場合の対処法や、債務整理を検討するタイミングについて解説します。
まず、クレジットカードの利用状況を確認しましょう
クレジットカードの支払いが苦しくなったときには、まず現在の利用状況を確認することが大切です。
確認したいのは、主に次のような点です。
- クレジットカードを何枚持っているか
- それぞれの利用残高はいくらか
- 一括払いはいくらあるか
- 分割払いはいくらあるか
- リボ払いの残高はいくらあるか
- キャッシングの残高はいくらあるか
- 毎月の支払額はいくらか
- 支払日はいつか
複数のカードを利用している場合、自分が合計でいくら使っているのか分からなくなっていることがあります。
「A社は月2万円、B社は月3万円、C社は月1万5000円」
というように、1社ごとの支払額だけを見ていると、それほど大きな負担に感じないかもしれません。
しかし、合計すると毎月6万5000円の支払いになります。
まずは、カードごとの利用状況ではなく、すべてのカードを合計した残高と毎月の支払額を把握することが重要です。
引落しができなかったら、まずカード会社からの案内を確認してください
口座残高が足りず、クレジットカードの引落しができなかった場合には、まずカード会社からの案内を確認してください。
カード会社によって、
- 再度の口座振替
- 指定口座への振込み
- 払込票による支払い
など、対応方法が異なります。
「数日遅れたから、もうどうしようもない」
と考えて放置するのではなく、まず支払方法を確認しましょう。
ただし、支払日を過ぎることが何度も続いている場合には注意が必要です。
一時的な入金忘れではなく、収入に対してカードの利用額が大きすぎる可能性があります。
支払えないからといって、すぐに別の借金で穴埋めしないでください
カードの支払日が迫ると、
「別のカードでキャッシングすれば払える」
「消費者金融から少しだけ借りれば今月は乗り切れる」
と考えることがあります。
しかし、これは問題の解決ではありません。
例えば、10万円のカード代金を支払うために、別の会社から10万円を借りたとします。
カードの支払いはできても、新たに10万円の借金が発生しています。
さらに利息の負担も加わります。
翌月も同じように資金が不足すれば、さらに別の借入れが必要になるかもしれません。
この状態が続くと、
カードの支払い
↓
お金が足りない
↓
キャッシングや消費者金融から借りる
↓
翌月は借金の返済も増える
↓
さらにお金が足りなくなる
という悪循環に入る可能性があります。
クレジットカードの支払いを借金で補い始めたら、早めに家計全体を見直す必要があります。
とりあえずリボ払いに変更すれば大丈夫?
クレジットカードの一括払いが難しい場合、リボ払いへの変更を考える方もいます。
リボ払いは、毎月の支払額を一定程度に抑えられるため、一時的には負担が軽くなったように感じます。
しかし、利用残高が大きくなると、支払いが長期間続くことがあります。
また、毎月支払っていても、新たなカード利用を続ければ残高がなかなか減りません。
例えば、
「毎月3万円支払っているから順調に返している」
と思っていても、その月にカードで新たに2万円を使っていれば、残高は思ったほど減りません。
手数料の負担もあります。
リボ払いを利用している方は、毎月の支払額だけではなく、
現在の利用残高がいくらあるのか
を確認することが大切です。
クレジットカードの現金化は避けてください
支払いに困ったときに、クレジットカードのショッピング枠を利用した現金化を考える方もいるかもしれません。
例えば、カードで商品を購入し、その商品を売却して現金を得るような方法です。
このような方法は、一時的に現金を得られたとしても、カード会社への支払義務は残ります。
一般的に、購入価格より売却価格の方が低くなるため、結果として債務を増やすことにもなります。
また、カード会社の規約上問題となる可能性があるほか、後に自己破産を検討することになった場合にも問題となる可能性があります。
目の前の支払いを乗り切るために、状況をさらに悪化させる方法を選ばないことが重要です。
支払いを放置するとどうなる?
クレジットカードの支払いをしないまま放置すると、一般的には、カード会社から電話や書面などで支払いを求められることになります。
その後も支払いが行われなければ、カードの利用停止や契約の解除、一括請求などにつながる可能性があります。
さらに放置を続けると、裁判や支払督促などの法的手続きが行われることもあります。
法的手続きが進み、債権者が債務名義を取得した場合には、給与や預貯金などの差押えが問題となることもあります。
ただし、支払いが遅れたからといって、直ちに給与が差し押さえられるわけではありません。
重要なのは、
「もう払えないから、郵便物も電話も全部無視する」
という状態にしないことです。
早い段階であれば、検討できる方法が多い場合があります。
カード会社に相談すれば解決することもあります
支払いが一時的に難しいだけで、今後の収入で支払いの見込みがある場合には、まずカード会社へ相談することも考えられます。
例えば、
- 給料の入金日と支払日の関係で一時的に支払えない
- 急な出費が重なった
- 一時的に収入が減った
といった事情です。
ただし、カード会社に相談すれば必ず希望どおりの対応をしてもらえるとは限りません。
また、
- 毎月支払いが苦しい
- 複数のカードを利用している
- リボ払いの残高が増えている
- キャッシングで返済している
という場合には、一時的な支払日の問題ではなく、家計全体の問題になっている可能性があります。
その場合には、支払日を少し延ばすだけでは根本的な解決にならないことがあります。
クレジットカードが複数枚ある方は注意してください
複数のクレジットカードを使い分けている方もいます。
カードを複数持っていること自体が問題なのではありません。
しかし、
- A社の利用可能額がなくなったのでB社を使う
- B社の支払いをC社のキャッシングで補う
- 支払日が異なるため、常にどこかの返済に追われている
という状態になっている場合には注意が必要です。
借入先やカード会社が増えると、借金の総額や毎月の支払額を把握しにくくなります。
「1社あたりの残高はそれほど多くない」
と思っていても、すべてを合計すると大きな金額になっていることがあります。
家計改善で解決できる場合もあります
クレジットカードの支払いが苦しいからといって、すべての方が債務整理をする必要があるわけではありません。
例えば、
- カードの新規利用を止める
- 不要なサブスクリプションを解約する
- 通信費や保険料などの固定費を見直す
- 家族と家計を共有する
- 利用していないカードを整理する
ことで、返済を継続できる場合もあります。
借金やカードの利用残高が比較的少なく、収入の範囲内で返済計画を立てられるのであれば、債務整理をせずに解決できる可能性もあります。
当事務所では、相談に来られた方全員に債務整理を勧めるわけではありません。
現在の状況を確認し、家計改善で解決できるのであれば、それも一つの方法です。
どのような状態なら債務整理を検討した方がいい?
一律の基準があるわけではありませんが、次のような状態になっている場合には、債務整理を含めた解決方法を検討してもよいでしょう。
- カードの支払いのために借金をしている
- リボ払いの残高が何年も減らない
- 複数のカードでキャッシングをしている
- 毎月の支払い後に生活費が足りなくなる
- 支払日を何度も過ぎている
- カード会社から督促を受けている
- カードの利用停止が続いている
- 借金やカード利用残高の総額を把握できていない
- ボーナスがなければ支払えない
- 家族に隠すために新たな借入れをしている
このような状態でも、必ず債務整理をしなければならないというわけではありません。
しかし、「来月になれば何とかなる」という状態が何か月も続いているのであれば、早めに状況を整理することをおすすめします。
任意整理でクレジットカードの債務を整理できる場合があります
クレジットカードの支払いが困難な場合には、任意整理を検討することがあります。
任意整理は、裁判所を利用せず、債権者と今後の返済方法について交渉する手続きです。
将来利息のカットや返済期間の見直しなどを交渉し、毎月の返済負担を軽減できる可能性があります。
ただし、債権者や取引状況などによって対応は異なり、必ず希望する条件で和解できるわけではありません。
また、任意整理をした後も返済は続きます。
そのため、
「毎月いくらなら確実に返済できるのか」
を現実的に考える必要があります。
無理な返済計画を立てて、数か月後に再び支払えなくなっては意味がありません。
任意整理だけでは解決が難しい場合もあります
借金の総額が大きい場合や、収入に対して返済可能額が少ない場合には、任意整理だけでは解決が難しいことがあります。
その場合には、個人再生や自己破産を検討することもあります。
「自己破産だけは絶対に嫌だから、何が何でも任意整理にしたい」
という希望を持つ方もいます。
しかし、毎月の収入から現実的に返済できない金額の返済計画を立てても、生活再建にはつながりません。
手続きの名称だけで判断するのではなく、借金総額、収入、家計、財産などを確認して、現実的に継続できる方法を検討することが大切です。
家族に隠すためにカードを使い続けていませんか?
家族に借金やカードの利用状況を知られたくないために、新たなカード利用やキャッシングを続ける方もいます。
例えば、
「生活費が足りないことを家族に言えない」
「カードの支払いがあることを知られたくない」
「次のボーナスで全部整理しようと思っている」
と考え、問題を先送りしてしまうことがあります。
しかし、家族に知られないように借金を重ねることで、結果として問題が大きくなることがあります。
当事務所では、個別の事情への配慮は必要ですが、基本的には、可能であれば家族に状況を正直に話し、家計全体を見直すことをおすすめしています。
債務整理は、借金を整理するための手続きです。
しかし、本当の目的は、その後の生活を立て直すことにあります。
相談する前にカードを使い切らないでください
「どうせ債務整理するなら、残っている利用可能額を使ってしまおう」
と考えることは避けてください。
債務整理を考え始めた後に、新たな借入れや高額なカード利用を行うと、その後の手続きに影響する可能性があります。
また、借金総額を増やすことになり、問題をさらに深刻にします。
債務整理を検討している場合には、新たな借入れや不要なカード利用を続けるのではなく、まず専門家へ相談してください。
佐賀でクレジットカードの支払いにお悩みの方へ
クレジットカードの支払いが一度できなかったからといって、直ちに債務整理が必要になるわけではありません。
一時的な資金不足であり、今後の収入で無理なく支払えるのであれば、まずカード会社への確認や家計の見直しで対応できることもあります。
一方で、
- カードの支払いを別の借金で補っている
- リボ払いの残高が減らない
- 複数のカードを使い回している
- 支払い後に生活費が足りない
- 滞納や督促が始まっている
という状態であれば、問題を先送りしないことが重要です。
司法書士法人かなでパートナーズでは、債務整理ありきで相談をお受けするわけではありません。
現在のカード利用残高、借金、収入、家計の状況を確認し、家計改善で解決できるのか、任意整理などを検討すべきなのかを一緒に考えます。
佐賀でクレジットカードや借金の支払いにお悩みの方は、問題がさらに大きくなる前にご相談ください。